当ショップで販売している「もろみ酢」。
美容と健康に良いと言われ、近年注目されています。

とはいえ、聞き慣れない方も多いのではないでしょうか?
もろみ酢についてご紹介致します。

琉球もろみ酢

もろみ酢とは何か?

もろみ酢は泡盛の副産物

沖縄に泡盛という銘酒があります。

この泡盛を製造する過程で生まれるのが「カシジェー」と呼ばれるもの。
もろみ粕(カシジェー)を原料にもろみ酢が作られる
これは蒸留してアルコールを取り出した後のもろみ粕のことで、これを原料としてもろみ酢が作られます。

もろみ酢は、泡盛の製造過程でできるいわば副産物。
ですが黒麹菌のパワーによって生まれたカシジェーは大量のクエン酸やアミノ酸を含み、それがギュッと詰まったもろみ酢はとても体に良い健康飲料なのです。

泡盛由来とはいえ、アルコールは入っていませんので、お子様が飲んでもいいし、車の運転にも差しさわりはありません。

もろみ酢の歴史について

蒸留酒の製造技術は14世紀後半から15世紀ごろ、タイから琉球に伝えられました。
すると泡盛の歴史は600年から650年くらいになる計算です。

しかし、もろみ酢はそれよりはるかに浅い歴史しか持っていません。
商品化されたのは1973年といいますから、生まれてからまだ50年も経っていないのです。
もろみ酢の歴史はまだ50年ほど

原料のカシジェーは、元々は豚のエサだった

もろみ酢が商品化される以前は、その原料となるカシジェーは単なる搾りかすとしてあまりかえりみられませんでした。
せいぜい豚のエサとして利用される程度だったそうです。

ちなみに養豚農家がカシジェーをもらうために酒造所の門前で列をなしていたという話もあります。

しかも、外国から安い飼料が入ってくるようになってからはカシジェーは豚のエサにも使われなくなり、捨てられたりしていました。
腐れやすく、保存がきかないため利用価値のないものだったのです。

もろみ酢は、豚の成長にいい=人間にも応用できるという発想から生まれた

人間にとって利用価値がないとはいえ、カシジェーを与えられた豚は元気に育ち、しかも肉がおいしくなることは昔から知られていました。

豚肉といえば沖縄の食文化の中心に位置するといってもいい食材で、それがおいしくなるということは大きな価値を秘めているといっていいでしょう。

そこに目を付けたある泡盛製造会社がもろみ酢を開発したわけです。

ちなみに、今では沖縄の在来豚であるアグーにカシジェーを与えている養豚農家さんもいるそうです。
アグーはおいしい豚肉として全国的にも知られる存在。
カシジェーを与えることでさらに肉質が良くなり、脂に甘みが出るといいます。

このように豚の成長や肉質にいい影響を与えることがわかり、それを人間にも応用しようともろみ酢が誕生しました。

もろみ酢の製品化には現在ルールが定められている

従来、不要な副産物とされていたカシジェーがもろみ酢になり、それが売れて利益になるとなったら、他の泡盛メーカーも指をくわえて見ているはずがありません。

こぞってもろみ酢の製品化に乗り出しました。

しかし、なかには泡盛の製造工程で出るもろみ粕つまりカシジェーを使っているのかどうか怪しいもろみ酢が出回るなどして、消費者の不信を買うことも。

そこで業界団体はもろみ酢について、以下のようにルールを定めました。

もろみ酢・・・泡盛や焼酎の製造工程でできるもろみ酢原液が75%以上含まれている製品

琉球もろみ酢・・・もろみ酢原液が75%以上含まれていて、なおかつ泡盛由来の原料が使われている製品

参考:もろみ酢公正取引協議会

つまり泡盛以外の焼酎でももろみ酢原液が75%以上含まれていれば「もろみ酢」を名乗れ、それが泡盛の製造過程で出たもろみ酢原液ならば「琉球もろみ酢」と名乗ることができるわけです。

また、上記のもろみ酢である条件や、その他規定の条件を満たした製品には「もろみ酢公正取引協議会」という団体が発行する公正マークが表示されているので、選ぶときの参考になりますね。

もろみ酢公正マーク

もろみ酢と黒酢はどう違うの?

いわゆる「酢」にはたくさんの種類があります。

米酢、穀物酢など日常の料理に使われるものから、ワインビネガー、バルサミコ酢といった洋食で多用されるタイプ、さらにリンゴ酢や黒酢、そしてもろみ酢といった具合。

酢といえば調味料というイメージがまず頭に浮かびますが、黒酢やもろみ酢はさらに健康にもよさそうというイメージがあり、このふたつは比較対照されることも多いようです。

そこでもろみ酢と黒酢の違いについて見ていきましょう。

原料の違い

前述のようにもろみ酢は泡盛の製造工程でできる副産物なので、原料は泡盛と共通です。
つまりお米と黒麹。ちなみに泡盛製造に使われるお米はタイ米です。
原材料は泡盛と同じお米と黒麹

一方、黒酢の原料は玄米や大麦、水、それに米麹になります。

製造法の違い

もろみ酢はカシジェーと呼ばれるもろみ粕を搾り、それに黒糖などを加えて飲みやすくする場合もあります。

もろみ酢の製造法
ちなみにもろみ粕の時点ではすでに発酵が完了しているので、あまり手間や時間はかかりません

黒酢の伝統的な製法は、まず材料を壺に入れて中で発酵させます。
ひとつの壺の中で糖化、アルコール発酵、酢酸発酵という過程が進み、それが終わると別の壺に移し替えて熟成。

できあがるまでには1年から長い場合は3年もかかるそうです。
熟成の途中でも攪拌したりするため、手間も時間もかかるのがひとつの特徴といえます。

成分の違い

もろみ酢にはアラニン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸 、アルギニン、プロリン 、グリシンなどのアミノ酸が含まれていることがわかっています。

しかしこれらのアミノ酸よりも多く含まれているのはクエン酸です。

クエン酸はレモンなどの柑橘類に多く含まれており、あの酸っぱさの元になっている成分。また抗酸化作用があることでも知られています。

黒酢もアミノ酸を多く含んでいます。

人の体は約20%がタンパク質でできていて、臓器や血管、筋肉、血液中のヘモグロビン、皮膚、毛髪などを構成しています。

このタンパク質を作っているのがアミノ酸。
したがってアミノ酸は私たちの体の元であり、命の源といっても過言ではありません。

ところで人間の体を作っているタンパク質を構成するのは20種類のアミノ酸です。

このうち11種類は体内で作り出すことができるのですが、残りの9種類は体内でつくることができません

これらは食事等で摂取するしかなく、これらを必須アミノ酸と呼んでいます。

そして黒酢にはこの必須アミノ酸が豊富に含まれているのです。
つまり、クエン酸を多く含むもろみ酢、アミノ酸主体の黒酢、というのが成分から見た両者の大きな違いということができるのです。

もろみ酢の健康効果について

もろみ酢はクエン酸をたっぷり含んでいるのが特徴と書きましたが、その量は黒酢の数倍、米酢の数十倍ともいわれます。

同じ酢でも調理などに使われるごく一般的な酢の主成分は酢酸ですが、もろみ酢の主成分はクエン酸です。

酢酸は体内に入るとクエン酸に変化していくので結果的には同じともいえますが、もろみ酢なら酢酸が変化していく過程を飛ばしてクエン酸をダイレクトに摂取することができるわけで、非常に効率が良いといえます。

そこで「もろみ酢の真価はクエン酸にあり」ととらえ、クエン酸とその健康効果について少しくわしく見てみましょう。

ちなみにクエン酸は柑橘類以外に梅干しにも多く含まれていますが、クエン酸を摂るために梅干しを大量に食べるのは非現実的です。
一方もろみ酢は酸味が少ないので梅干しよりも摂取しやすくなっています。

健康効果を考えてクエン酸を摂るならやはりもろみ酢がよさそうですね。

エネルギー生産効果

クエン酸の大きな役割のひとつに「クエン酸回路」というものがあります。

私たちは食事によって糖質(炭水化物)、脂質、タンパク質のいわゆる3大エネルギー源を体内に取り込みます。
そしてこれらをエネルギーに変える過程をクエン酸回路と呼びます。
エネルギーを生み出すための代謝経路の一種といってよいでしょう。

ちなみにクエン酸回路なるものが発見されたのは1937年のこと。
ドイツ生まれのハンス・クレブス博士という人によるものでした。
これは20世紀の生化学ジャンルにおけるもっとも重要な発見であったといわれており、その功績によってクレブス博士は1953年にノーベル医学・生理学賞を受賞しています。

疲労回復効果

クエン酸を摂取するとクエン酸回路の働きが活発になり、エネルギーをたくさん作り出すことができます。
しかし、それがうまく回らなかった場合、エネルギーに変換できなかった物質が乳酸として体内にたまっていきます。

乳酸は運動やストレスなどによっても生まれる疲労物質ですが、クエン酸は乳酸を分解する機能を持っています。
そして最近の研究では単に分解するだけでなく、乳酸をエネルギーに変えている可能性もあるといいます。

その真偽はともかく、もろみ酢を愛飲する人が「疲れが取れる」というのは、クエン酸が疲労物質の乳酸を分解しているためであることは確かなようです。

脂肪燃焼効果

脂肪を燃焼させる効果もあり、体内のクエン酸が多いとカロリーを消費しやすい状態になります。
このあたりがダイエット効果があるといわれるゆえんかもしれません。

痛風・高尿酸血症改善効果

さらにクエン酸には痛風の改善にも効果があるとされています。
痛風とは体内にたまった尿酸がうまく排泄されずに関節の中で結晶化し、足の親指の付け根などが激しく痛む病気。
風が吹いただけで痛いというわけで痛風という病名になったともいわれます。

痛風になる前には高尿酸血症といって、血中の尿酸値が高い状態が続きます。
この段階や痛風になってからでもクエン酸を摂取すると尿酸値が下がります。

というのも、尿酸値を下げるには尿をアルカリ性にすることが大事で、これによって尿酸が尿の中に溶けやすくなります。

クエン酸には尿をアルカリ性にする働きがあるのです。
その結果、高尿酸血症を改善したり、痛風の症状を和らげる効果を発揮するのです。
実際、クエン酸カリウムやクエン酸ナトリウムが痛風の患者さんに薬として投与されることもあります。

ミネラル吸収を助ける効果

クエン酸はカルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルの吸収を促進するといわれています。
こうしたミネラルは私たちの体にとって必要不可欠なものですが、実は吸収しにくい栄養素。
それを助けるのがクエン酸なのです。

ダイエットをすると体内のミネラル分が減る傾向もあり、それを補う意味でもクエン酸の効果は高いといえます。

抗酸化効果

鉄がさびてしまう、切ったリンゴの断面が茶色っぽくなってしまう。
これらはいずれも酸化という現象。
鉄は空気に触れることで酸化してさびるし、リンゴに含まれているポリフェノールが酸素と反応して酸化し、色が変わってしまうのですね。

つまり酸化とは物質が酸素と化学反応を起こす現象といっていいでしょう。
これによって物質の性質が変化して鉄がさびてぼろぼろになったり、リンゴの味が落ちてしまったりするわけです。

このように酸化は、自然界のどこでも日常的に起きている現象です。
では、酸化が私たちの体内で起きたらどうなるでしょうか。

私たちは酸素を体に取り入れて生きています。
数分でも体に酸素が入ってこなければ死んでしまうかもしれませんから、必要不可欠な物質です。

ちなみに私たちは呼吸によって1日に500リットルを超える酸素を体内に取り入れて生きているといわれます。

なぜ、これだけ大量の酸素が必要なのかというと、摂取した食べ物がエネルギーに変わるのも一種の酸化反応だから。

つまり、食べ物をエネルギーに変えて生きていくために酸素が欠かせないわけです。

ところが、私たちが取り入れた酸素のうち、2%程度が活性酸素になるといわれます。

活性酸素とは強い酸化能力を持ち、それを使って体内に侵入してきた細菌やウイルスを攻撃してやっつける役割を持った体内物質

ウイルスや細菌と戦っているうちはいいのですが、活性酸素が増えすぎると正常な細胞まで攻撃してしまうことがあります。

それにより、血管から内臓、皮膚、目など、体のあらゆる部分が酸化していきます。

これが老化の正体。簡単にいえば活性酸素によって体が酸化し、老化していくのです。
鉄がさびるように体もさびて老化するのですね。

ということは体を老化させない、いわゆるアンチエイジングのためには活性酸素の働きを抑制する物質、すなわち抗酸化作用のある物質を摂取すればいいということになりますね。

クエン酸にはこの抗酸化作用があることもよく知られています。

お弁当に梅干しを入れておくとごはんが傷みにくいといわれますが、これも梅干しに含まれるクエン酸の働きによるものです。

体内ではクエン酸は老化を早める悪玉活性酸素を除去してくれるので、アンチエイジング効果が期待できるというわけです。

もろみ酢は料理にも使えるの?

もろみ酢はもちろんそのまま飲むのが基本ですが、ドリンクとしてアレンジしたり、料理に使ったりとさまざまに利用できます。

そんな活用法を知ればもっと好きになり、長くおつきあいできることでしょう。
そこで、もろみ酢を使った簡単レシピをご紹介。

暑さも疲れも吹き飛ばす もろみ酢&シークヮーサー

もろみ酢に、これも沖縄の健康食材であるシークヮーサー果汁を加えた爽やかなドリンクです。
シークヮーサーがなければレモンでもOK、またハチミツの代わりに水溶きした黒糖を入れてもおいしいですよ。

材料(2人分)

もろみ酢 100cc
シークヮーサー果汁 10cc
水 100cc
氷 適量
ハチミツ お好みで

作りかた

1.ハチミツ以外の材料をピッチャー等に入れて攪拌し、味を見ます。
2.酸味が強ければハチミツを加えます。
3.グラス二杯に分けて召し上がれ。

角煮風、でもヘルシー!豚バラ肉のさっぱり煮

食文化の中心に豚がいるといわれる沖縄。
ラフテーと呼ばれる角煮は有名ですが、脂身が多いからと敬遠する人もいるようです。
しかし、脂肪燃焼効果のあるクエン酸が合わさるといけるかも。
しかもクエン酸は加熱しても壊れないという性質があるので煮物にはぴったりです。

材料(3人分)

豚バラ肉(かたまり) 400g
ショウガ 1かけ
水 500cc
*しょうゆ 大さじ3
*酒 大さじ3
*もろみ酢 大さじ2
*みりん 大さじ2
*砂糖大さじ2

作りかた

1.豚バラ肉を2cm幅に切り、ショウガは薄切りにします。
2.豚バラ肉とショウガ(半量)を鍋に入れ、ひたひたの水を加えて強火にかけます。
3.15分ほど茹でたら豚バラ肉をいったんざるに上げ、茹で汁を切ります。
4.豚バラ肉をふたたび鍋に入れ、水500ccと*の調味料、ショウガの残りを入れて中火で煮ます。
5.煮汁が半分くらいになって味が浸みたらできあがり。

もろみ酢ってだれでも飲んでいいの?

もろみ酢の主成分であるクエン酸には健康、美容、アンチエイジングなど、さまざまな効果があることがわかっています。

しかも、適量の範囲内であれば副作用の心配がなく、加熱しても分解されないので料理にも幅広く使えます。

しかし、これを柑橘類や一般的な酢などで摂取するのは大変。
そこでクエン酸はもろみ酢で体に取り入れるのがおすすめです。

さらにもろみ酢には必須アミノ酸を含む豊富なアミノ酸が含まれており、こちらも美容や健康に役立つ成分です。

酢特有のツンとくる刺激も少なく、飲みやすいのもポイントの高い点ですね。
また、黒糖などをブレンドしてさらに飲みやすくした商品もあります。
黒糖などをブレンドしてさらに飲みやすくしたもろみ酢も人気

育ち盛りのお子様から疲れやストレスに悩むお父さん、美容やダイエットに気を使う女性の方、そしていつまでも元気で人生をエンジョイしたい高齢者まで、もろみ酢は年齢を問わずに活用いただけるすぐれた健康飲料なのです。

もろみ酢のラインナップ

スタンダードなもろみ酢。



紅麹もろみ酢
2,500円(税込)

沖縄の黒糖使用。ほんのり甘くて飲みやすい。



黒糖もろみ酢
2,500円(税込)

パイナップル味でお子様にもおすすめ。



パイナップルもろみ酢
2,500円(税込)

沖縄といえばシークヮーサー。お土産にも。



シークワーサーもろみ酢
2,500円(税込)

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